アナログレコードを巡って
最近、アナログレコードを購入している。
僕が若い頃、もっともよく通っていたのはジューク・レコードというお店で、70~80年代はほんとによく行ったものである。
当時、僕は『ミュージック・マガジン』という音楽雑誌を毎月購入していて、まさに穴が開くんじゃないかというくらい熱心に記事を読んでいたものであるが、その雑誌に掲載されているレコードを置いているのはジューク・レコードくらいしかなかったような覚えがある。
ジュークとは別に妙に思い出すのが、ムーンドッグというジャズ中心のレコードショップで、ここでJames Blood Ulmerの『Black Rock』などを購入したのをよく覚えている。
このお店では、Ornrette Colemanの『Of Human Feelings』とJames Blood Ulmerの『No Wave』のどちらを買うか迷ったのも良い思い出である。
後日、『No Wave』が廃盤になり、買わなかったことを激しく後悔したのであるが、約20年後に中古レコードを見つけた僕は即購入した、なんてこともあった。
インターネットなどがなかった昔は、レコードを探すのも大変ではあったが、お目当てのものを見つけた時の喜びも大きかったと思う。
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コストコでCIAOちゅ~る
妻が言うには、ペットショップで買うより若干安いそうである。
あ、CIAOちゅ~るのことね。
コストコにミュウとシャケが大好きなCIAOちゅ~るが売っていたので購入した。
そう、ミュウとシャケの大好物のCIAOちゅ~るである。
続きを読む認知症の母から学んだことと猫
僕の母は認知症で要介護1であるが、ケアマネージャーさんからは要介護2でもぜんぜんおかしくないレベルである、と言われている。
そんな母は、誤認の症状が強くでており、自分が置かれている状況がわからなくなったり、父が別人に見えてしまうこともしょっちゅうである。
そういう状態なので、母は言っていることが出鱈目でなにを言っているのかさっぱりわからない、なんてことは日常茶飯事であるが、以前はそれに対して、”いや、そうじゃなくて…”とか、”だーかーらー”などと、母の言葉をいちいち訂正したり、否定したり、現状を理解させようとしたりしていた。
そうすると母は急に機嫌が悪くなり、その怒りの矛先は父に向かって、”もう家を出ていく!”などということになったりしてもう手が付けられない、なんてこともしばしばであった。
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猫の毛とエアコン
”暑っちー”などと日々言いながら過ごしていたが、まだ暑い。
それでも朝夕などは過ごしやすくなってきて、夏は過ぎていって秋が訪れてきているようだ、などと実感することも多くなった。
それにしても今年の夏は暑かった。
そのせいかどうかはわからないが、クルマのエアコンがあまり効かなかったような気がしていた。
温度設定を17℃まで下げてもあんまり涼しくならないのでさらに設定を下げると、”LO”と表示されてここまでしか設定できない。
この状態でもあんまり涼しくならないから、”やはり今年の暑さはすごいんだなあ”などと考えていたのである。
それでも最近は少しづつではあるが気温も下がってきたので、エアコンの効きも少し良くなってきた。
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猫の印象はちょっとしたことで変わる
ある日ミュウの顔を見るといつもと印象が違うように思う。
いつもちょっとふくれっ面というか不機嫌そうな表情だが、今日はなんだかすこし明るい感じがする。
ミュウに近づき、しげしげと顔を観察してみると、猫の額のあたりがほんのりと赤くなっている。
別に出血して赤くなっているわけではないようだ。
妻に、”この赤くなっているのはなぜなのか”、と尋ねると、”娘がモフモフした時に口紅が付着したものであろう”、との回答を得た。
”なるほどね”、などと思いながら、更に、”こんなちょっとしたことで印象というのは変わるものなんであるなあ”、とも思ったのである。
つまり、見た目というものは案外重要なようである。
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