シャケとクー(とミュウ)のぬくぬく日記

仲良く喧嘩するシャケとクー(とミュウ)の日記

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猫と静電気

シャワーから出ると、ミュウが僕の足元で仰向けに寝転んで体をクネクネさせながら、僕の顔を見上げている。

なにかおやつをもらおうとアピールしているのである。

せっかく近くでクネクネしているのだから、と僕はしゃがみこんでミュウのお腹を撫でてみる。

 

それにしても、なんて柔らかいのだろうか。

まるで、ふわふわの毛が生えたつきたての餅を触っているようである。

 

毛の一本一本がとても柔らかいことと、ミュウのぽっちゃりした体とが相俟って、その手触りといったらもう例えようがないほど気持ちがいい。

ただ撫でるだけではなく、ぷにぷにと押してみたくもなるし、実際押す。軽くね。

 

一方のシャケであるが、シャケの毛はミュウのように柔らかくはなくて、なんか、シュッとして、張りがある。

そして、シャケの場合は長い体をびよーんと伸ばして横になるので、その長く伸ばした体をスーっと撫でるのが気持ちいいのである。

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猫の捻挫

洗面所のほうからなにか重たいものが落ちるような、ドスンという音がした。

その音を聞いて僕は、”ああ、ミュウが洗面台から飛び降りたんだな”、と思った。

 

ミュウは洗面台の蛇口から直接水を飲むのが好きだが、ミュウは自分でジャンプして洗面台に飛び乗ることができない。なぜなら太りすぎているからで、だから、ミュウは洗面台で水が飲みたい時は、洗面台の前でじっと誰かが来るのを待っている。

 

洗面台の前に座っているミュウに気付いた僕たちは、ミュウを洗面台に乗せて水道の蛇口を少しだけ開けて水を細く出す。するとミュウはその水を美味しそうに飲むのである。

 

ミュウが水を飲み始めると、僕たちは洗面台を離れるのだが、それは、ミュウは洗面台から飛び降りることはできるからである。さきほどのドスンという音は、ミュウが水を飲み終えて、洗面台から飛び降りた音だったのである。

ミュウは太っているから、猫のくせに軽やかに飛び降りるということができないのである。

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猫とマッサージ

何か過酷な労働などをしたわけではないのだが、やたらと体が疲れており、肩が凝ったり背中が痛くなったりするのは加齢のせいだろうか。

”ああ、誰か俺の肩や背中を揉みほぐしてくれないかなあ”、などと思うが、くすぐったがりやの僕は、実際にマッサージなどされると、”うひゃひゃひゃひゃー”、ってことになって、ちっとも気持ちなど良くなく、ただくすぐったいだけなので、ひたすら自然に肩凝りや背中の痛みが治まるのを待つしかないのである。

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猫とリセット

長く生きていると自己嫌悪に陥るようなことが多く積み重なって、それらのことを思い出すたびになんとも恥ずかしい気持ちになって、それこそ穴があったら入りたい、なんてことがよくある。

まあ、やってしまったものは僕自身であり、その事実は今さらどうしようもないものなので、それを気に病んでいてもなにも始まらないわけであるが、後悔の念というものは確実に残っている。

これらは、やってしまったことに対する後悔ってことであるが、過去を振り返るなかでは別の後悔があって、それは、やらなかったことに対する後悔、行動しなかったことへの後悔である。

 

あの時、やりたいことがあったのに、その時の生活を変えるのが怖くて結局なにもしなかった、みたいなことがもうずいぶんと昔にあって、それを今でも、”あの時行動していたらどうなっていたのか?”などと考え続けており、”こんなに考え続けるくらいなら行動しておけばよかった”、などと後悔しているのである。

 

そんな時に僕が思うのは、”リセットできないかな?”ということである。そう、人生を初期化したいのである。

”ああ、リセットして、あれをなかったことにできたらどんなにいいだろう”、とか”リセットして、あの時点の選択をやり直せたらいいのに”、などと思うのである。

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猫と失われた時間とパラレルワールド

クルマに乗り込み、カー・ナビゲーション・システム(以下カーナビ)に目的地をセットして、いざ走り出すと、カーナビに目的地の予想到着時刻が表示される。

所要時間は1時間。

すると今日に限ったことなのか、なぜか交通量は少なく信号のつながりも良好。

カーナビの予想到着時刻は刻々と前倒しに変化しており、結局、所要時間40分で目的地に到着した。

そこで、頭の悪い僕は考えるのである。

余った20分はどこに消えたのか、と。

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猫とタイムマシン

光速を超えるスピードで移動することができれば過去に行くことができるらしい。

いわゆるタイムマシンである。

でも実際に高速を越えて移動するなんてことは不可能なので、過去には行けないし、よく考えてみるとそんなに過去に行きたいわけでもない。

 

などと言っているが、最近僕は、ちょいちょい過去に行っているのである。

その過去の世界はもちろん懐かしく、まだ10代とか20代の僕は当然若々しくて、今よりもっと頼りなくて、横柄だった。

なんとも鼻持ちならないやつである。

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猫とその見える世界

夏の間は暑いのでスニーカーとかサンダルばかり履いているが、ちょっと涼しくなってきたので、これからはブーツを履く機会が増えてくる。

ブーツはスニーカーなどに比べてヒールの高さがあるから、ちょっと目線が高くなる。

その高さの違いってほんの1、2cmだと思うが、本人からするとこれまで見ていた世界が少し違って見えて新鮮だったりする。

最初は新鮮だったその世界もすぐに慣れてしまってそれが普通になってしまうのであるが、そのちょっとした驚きのようなものがなんとなく好きである。

 

1、2cmの違いでこれほど違うわけであるから、10cmも違うとかなり世界が違って見えるんじゃないかと思う。

ちなみに僕の身長は167cmなので、10cm高くなったとすると177cmである。

まあ、そのくらいの身長の人はたくさんいるわけだが、その人たちと僕とでは日常で見えている景色が違っているわけで、そうなると当然、考え方なども違ってくるんだろうなあ、などと思う。

 もっと飛躍して考えてみると、例えば東京タワーと同じ身長の人がいたとすると、その人は333mの高さから世界を見ていることになるが、そうなると地上の人間などは蟻のようにしか見えないだろう。

その人からすると、僕の日々の生活などどうでもいいことであって、誤って僕を踏む潰してしまっても何も思わないだろうと思う。

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