シャケとクー(とミュウ)のぬくぬく日記

仲良く喧嘩するシャケとクー(とミュウ)の日記

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本音と建前、そしてかわいがられる性格という才能(犬派から猫派へ)

僕は、時々会議に出席する。

会議にもいろいろあるが、その中のひとつに各地区の担当者が集まっていくつかの議題について議論するというものがある。

つまりそれは、共通の問題や課題などについて、各地区の同部門で共通の認識を持とう、というのが目的のひとつでもある。

このような各地区からメンバーが集まる会議というのは、以前一緒の職場で働いた懐かしい顔があったりするし、会議後の懇親会の場で(こういう会議は懇親会がセットになっている)近況報告や情報交換ができるのでとても楽しみである。

そんな懐かしい顔ぶれが集まって酒を飲みながら話をしていると、酒が進むにつれ、先程まで行われていた会議のことが話題になったりすることがあるのであるが、そんな時のよくある会話が、”あの議論の結論っておかしくない?”とか”俺はほんとはこう思うんだけどさ~”みたいなことである。

これってつまり、”俺はほんとは会議の結論に納得していない”ということを、会議後の飲み会で表明しているということであって、”だったら会議の時に納得するまで議論すればよかったやん”という極めて単純な話になるのであるが、なぜそんな単純なことができないのだろうか。

それも極めて単純な話で、だいたいの人間は”本音と建て前”というものを使い分けているからである。

嫌な話であるが、大人になるとどうしても本音と建て前を使い分けなくてはならなくなる。

例えば、こういう会議の場合について考えてみる。

ある議題について、出席者が各々意見を表明するなどして、あーでもないこーでもない、と長時間にわたって議論が続き、最終的に出席者全員の意見が満場一致となればそれは素晴らしいことであるが、だいたいそんなことになることは稀で、”なんとなくこの辺が落としどころかな”みたいな空気が会議室を支配していき、”ま、そんなところですかね”というような感じで結論が出る、というような場合である。

そういう”やっとこの議題が片付きそうだ”という雰囲気の時に、”いや~ちょっと待ってください”などと切り出して、”僕はやっぱりこれはいったん白紙に戻して最初から議論し直した方がいいと思うんですよね~”、などという者がいたとしたら、他の出席者はどう思うだろうか。もちろん議題の重要性にも依るが、大した議題でもない場合であれば、”いい加減にしろ、このナマズ!”みたいな視線を浴びることになるだろう。

それはなぜかというと、白紙に戻したい人が他の人から見ると、協調性のない我儘なやつ、に見えてしまうからである。

だいたいの大人はそれがわかっているから、”じゃ、まあ、その辺で手を打ちますか”となるわけである。

大人ってつらい。

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おでこにEと書いてみるとわかること

一週間会社に行かなかった。

母の介護や東京の長女が帰ってきたりなどということがたまたまその週に集中したことから連続して休みを取ったのである。

一週間も会社に行かないなどとということは年末年始やゴールデンウィーク以外ではなかなかないが、会社に行かなくていいってなんて素敵なんだ!

僕は、その一週間とにかくずっと家族と過ごした。その中で思ったのは、”家族と過ごすことは素晴らしい”、ということで、”お前はなにを今更そんな当たり前のことを言っているのだ”、ということを言う方がいらっしゃるかもしれないが、僕はそんな当たり前のことにこれまで気づいていなかったのである。莫迦である。

そんな会社に行かなくていい素晴らしい一週間は、ストレスから解放されていたわけであるが、そんな時間は驚くほど早く過ぎて行く。

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猫の遊び

シャケはとても表情豊かで、よく僕になにか訴えかけるような顔をすることがある。

その訴えかけのひとつがシャケボールで遊ぶことで、以前は廊下にシャケボールを投げて、行ったり来たりしていただげだったのが、最近はそれだけでは飽きてきたのか、あまり反応しなくなっていた。

そこで、ちょっと趣向を変えて縦方向の動きを試してみたところ、シャケも気に入ってくれたようである。


投げたボールを取ってくる猫

myuandshake.hatenablog.com

先日、記事にした、ブーツにじゃれている動画もついでに。


ブーツにじゃれる猫

myuandshake.hatenablog.com

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猫と脱力(力を抜くことによる効果)

”もっと力を抜け”、などという言葉をよく聞くし、時々は言われたりもする。

どういう時にそのような言葉が使われているかということを考えてみると、なんらかの緊張を強いられているような状況においてなんらかの成果を出さなければいけない、みたいな場合が多いと思われるが、それ以外でも使われることがあるような気がする。

例えば、なんらかの理由で怒っている人などに対して、”まあまあ、そんなに怒らないで、もっと力を抜きなさい”、みたいな感じである。

そこからは、”ぷんぷん怒ってたってなんの解決にもなりませんよ、力を抜いて最善の解決策を見つけましょうよ”なんてことが読み取れるように思う。

 

こういうことから考えてみると、『力を抜く』ということは良いことのようである。

では、”さっそく力を抜いてみよう”、なんて考えて、いざ力を抜こうとしてみたが、力が抜けない。

”おっかしいなあ”、などと言いながら何度か試してみたが、なかなかうまくいかない。そこで、僕はある考えに至った。

”もしかして、もう抜けてるんじゃね?俺の力”

鏡に映った僕の姿は、力が抜けすぎて猫背になっていた。

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猫と自己崩壊(軽め)

僕と妻はなにかと趣味が合わないことが多い。

二人とも映画が好き、というところは共通しているが、観たい映画はまったく違う。

また、二人とも音楽が好き、というところは共通しているが、聴きたい音楽はそれぞれ違う。そんな感じである。

 

そんな二人が以前から話をしていることのひとつに、『年を取ったら便利な街中に住みたい』ということがある。

 

今住んでいるところが特段郊外で不便というわけではなく、福岡市の中心部までクルマで15~20分程度、電車やバスでもアクセスできるという比較的便利な立地ではあると思うが、もっと街中の、福岡市の中心部まで徒歩で行けて、地下鉄の駅などがすぐ近くにありクルマを所有する必要がないようなところ、そういうところに住みたいという共通の希望があるのである。

そして、その住みたい街中のエリアというのも共通しており、僕たちにしてはぴったりと趣味が合う稀有な案件である。

しかし、希望はあってもお金はない、というのが現実であるため、実際に物件を見に行くなどの具体的な行動は起こしていなかったのだが、あるキッカケがあり、ある物件を見に行くことになったのである。まあ冷やかしではある。

 

その物件とは、僕たちが共通して希望しているエリアに建っている中古マンションで、不動産屋の担当者さんとは電話で待合せの時間などを事前に決めておいた。

 

物件視察当日、目的のマンション近くのコインパーキングにクルマを停め、マンションの入口に行ってみるとそこに一人の男性が立っており、その男性と目が合うと男性の方から、”サケノミーさんですか?”、と声をかけられた。事前に連絡をしていた担当の営業の人なのだなと察した僕は、”はい”、と答え、お互い、”今日はよろしくお願いします。”などという挨拶をした後、さっそくエレベーターに乗り込み部屋を見せていただくこととなった。

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猫と嗜好(好きな物は人と猫それぞれ)

オーダーしていたブーツが家に届いた。

僕はこのブーツの到着をとても楽しみにしていた。

どれくらい楽しみにしていたかというと、発送のメールが来てからというもの、毎日30回くらい配送状況をスマートフォンでチェックしていたほどである。だから、その日到着することはだいたい予想がついていたのだが、それが夜になっても到着しない。

”今日は無理なのかな?”、と思い、あきらめて酒を飲んでいるところに玄関のチャイムが鳴ったので、慌てて玄関に行き荷物を受け取ったのである。

 

届いたからにはすぐにそのブーツが見たい。

なので、届いた箱をいそいそと開梱していると、好奇心旺盛なミュウが、”おっ、なんすか?”、と言いながら近寄ってきて箱のにおいを嗅いだりしている。なんなら僕よりも中身が気になるほどの勢いである。

そこで僕が、”これは食べ物ではない。”、と言うのだけど、”またまたぁ、食べたりしませんからちょっと見るだけ見せてくださいよー。”、などと言って人の言うことを聞かず、そばから離れず覗き込んでいる。自身の目で中身を確認するまでは納得できないようだ。

ミュウのせいで開梱作業が捗らないが、それもまたよし。

 

一方のシャケであるが、シャケは極めて臆病な性格なので、僕とミュウがおしゃべりをしながら開梱している場所から少し離れたところに座ってこちらを見ている。

ミュウもシャケも箱の中身は気になるが、ミュウは、”なにか美味しいものが出てくるのかも”、と思い、シャケは、”なにか危険なものが出てくるのかも”、思っているだけの違いである。

そうこうしているうちに開梱作業は終わり、僕は念願のブーツを手にしていた。

 

ミュウは箱の中身がブーツだとわかると、”しょーもな!”、っと言い、舌打ちしつつ離れていったが、なぜかシャケはエミューのような歩き方で近寄ってきて、ブーツのにおいを嗅ぎ始めたのである。

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猫と視野(続・猫と願い事)

シャケがリビングのテーブルの下を歩いているのをなにげなく見ていたら、テーブルの下に設置されている、ちょっとした小物類が置ける棚のようなものに頭をぶつけていた。

シャケは頭をぶつけた後、なにごともなかったようにエミューみたいな歩き方でくにゃくにゃとどこかに行ってしまったが、これが人間であれば、頭をぶつけた後、誰かに見られていなかったか周囲をキョロキョロと見まわしてみたり、もし誰かに見られていた場合、無様な照れ笑いで恥ずかしさをごまかす、などという無駄なことをしなくてはならない。かっこわるい。

 

シャケは、日頃ものすごいスピードで走り回ったりして、動体視力が凄いなぁと常々思っていたが、少なくとも頭をぶつけた時のシャケは視野が狭くなっていたのだろう。

だから、家具の一部に頭をぶつけるなどしたと思われるが、ということは、視野が広ければ頭をぶつけることもなかったということで、視野が広いということは大事なことなのかもしれない、と考えたのである。

 

 

 そんなある日、前回とは違う神社に妻と参詣に行き、おみくじを引くと吉だった。

さらに、その神社で、『パフェになりたい』と書かれた絵馬を見つけて、”これって、『パフェが食べたい』の間違いではないのか?”、などと二人でその願い事についてしばらく議論した後、コーヒーでも飲もう、ということになりミスドに入ったのである。

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