篠山紀信写真展を見にいって考えた
篠山紀信の写真展、写真力を見に行った。
会場に入ると、すぐに男はつらいよの寅さん、渥美清が笑顔で出迎えてくれた。
そこでもう感動。素晴らしい笑顔である。
その後も、三島由紀夫、夏目雅子、大原麗子、ジョン・レノン、宮沢りえ、松田聖子などが続く。圧巻!
そこで僕は考えた。この写真の素晴らしさは何なのか。何でこんなに感動するのか。
僕はいつも、iphoneで写真を撮っている。そしていつも思うのは、僕の撮った写真は面白くない、ということだ。ほんとにどれも酷い。
僕はその理由を、ちゃんとしたカメラで撮影していないからだと考えていたが、今日、それは違うと思った。
今日、僕が一番惹きつけられ長く見ていたのは、山口百恵の写真だった。
ビキニ姿の百恵ちゃんが、水辺で仰向けになっている写真だ。
僕は、どうしてこの写真に惹かれるのか考えてみた。
撮る側と撮られる側に何らかの心の繋がりのようなものがあり、その目に見えないはずのなにかが、写真というメディアにはちゃんと写ってしまう。
僕はそう結論した。
山口百恵って、プライベートは謎、素は見せない、っていうのが僕の勝手なイメージだが、この写真には、百恵ちゃんが人前では絶対に見せない素顔のようなものが写っている気がした。
その百恵ちゃんの素顔がとても綺麗だから、僕はそれをずっと見ていたのだ。
話を僕の写真が面白くない件に戻してみる。
僕の写真が面白くないのは、iphoneで撮影しているからではない。
僕が心を開いていないからだ。
写真に撮る側の気持ちが写っていないからだ。
撮る側と撮られる側の気持ちが通じていないからだ。
僕は普段から、自分の気持ちを表現するタイプではない。どちらかというと、心を閉ざしている。もっというと、自分の本当の気持ちを隠そうとしている。
そんな人間が面白い写真が撮れるだろうか。
否!
撮れるかい!
だから、僕はこれから心を開いて写真を撮ろうと思う。
そうすれば、ミュウとシャケも素顔を見せてくれるだろう。
って、ミュウとシャケは、いつもゴロゴロしてるだけやん!
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