ミュウとシャケは眼力で目的を果たす
ミュウとシャケがまっすぐ僕を見るとき、それはほぼ間違いなくなにかをおねだりしているサインである。
僕は、そんな風に見つめられると弱い。蛇に睨まれた蛙っていうの?
”わかった、わかった”なんつって、かつ節などをあげてしまう。
いかんとはわかっている。わかっているけど、見つめられると駄目である。
無垢な目には弱い。
そんな時、眼力って凄いと思う。猫とはいえども侮れない。
ミュウとシャケは当然言葉を発することはないが、じっと僕を見つめるだけでいろんなことを伝えてくる。
もう僕なんかは、そのバイブスをビビッと受け止めて、”わかった、わかった”(以下略)となるのである。
これが人間の場合、どうだろうか。
あんまりじっと他人を見つめると、”キモっ!”もしくは、”なに見てんだ、ゴラー!”となることが予想される。
つまり、いらぬ誤解を招く恐れがあるので、その行動にはそれなりの思慮が必要である。
しかし、それは赤の他人の場合であって、知人同士の場合、それはアイ・コンタクトとなり、お互いの関係性によって様々な意味を持ってくるだろう。それは素晴らしいことだと思う。
などと書いてきて気付いたが、僕はヒトの目を見るのが苦手だ。つい目を逸らしてしまう。
それって、自分の気持ちを隠そうとしているのかもしれない。まったく、気の弱い男である。これからはミュウとシャケを見習って、きちんと相手の目を見よう。
ミュウとシャケの目は、とてもきれいだ。
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