家人不在時、ミュウはなにをしているか
僕が勝手に抱いている猫のイメージを一言で言うなら、身軽。
ちょっとした高所であればひらりとジャンプし、そこからスタッと飛び降りる、そんなイメージを持っている。
僕のそんな猫のイメージに合致するのはシャケであるが、ミュウはその真反対であると言える。
ミュウは以前の記事でも書いたが、自身を猫と思っていない節さえある。
そんなミュウは、ソファ程度の高さでも、”よっこらしょ”などと声をかけて乗っているし、降りる時は、ドスンと音をたてている。猫のくせに身軽さとは無縁である。
なぜミュウは身軽ではないのか、その答えは単純、ぽっちゃりしているからである。
抱っこすると、そのずっしりとした重さを感じることができる。そこがまたかわいい、と思う僕は親バカである。
そんなミュウを観察してみると、まあ、ほぼ一日中寝ている。そして、たまに思い出したように起きてきて、僕におやつをねだってまた寝ている。羨ましい。って、これ、前にも書いた記憶がある。デジャブ。
そんな怠惰な生活を送っているミュウなので、当然、摂取カロリーが消費カロリーを上回り、ぽっちゃり度が上がり続けている、と普通思う。
僕たち家族はゴロリとストーブの前で気持ちよさそうに横になっているミュウを見て、”また大きくなってない?”とミュウに聞こえないようにひそひそと話し、”体重測ってみようか?”と言って、ミュウを羽交い締めにしつつ体重を測る、ということを幾度となく繰り返しているのであるが、ミュウの体重はいつも、きっかり5kg。このラインをなぜか超えることはないのである。
ミュウの体重が5kgを超えないという事実は我が家における不思議のひとつなのだが、最近、シャケの影響で自身が猫であることを思い出しつつあるミュウは、実は家人が不在の時、カロリーを消費すべく運動をしているのではないかと僕は密かに想像している。
家人がいなくなったのを見計らって、意味もなくキャットタワーを上り下りしたり、むやみにピョンピョンとジャンプしたり、腹筋運動をしたりするミュウを想像すると、僕は、”ミュウ、君はそのぽっちゃりが魅力なんだ”と話しかけたくなる。
そう、そのぽっちゃりをキープしたまま、元気でいてほしい。
そしてもし、体重維持のための努力をしているなら、僕だけにこっそり、そのトレーニング姿を見せてほしい。
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