猫の表情と感情
人間には表情というものがある。そして、表情にはその人の感情、つまり喜怒哀楽が表れている。
翻って、ミュウやシャケがニヤリと笑ったりしたらちょっとこわいと思う。
つまり、猫は、人間のような表情は持っていないということである。
では、猫は、いつも無表情でなにを考えているのかさっぱりわかないのか、というとそんなことはなく、ちゃんとわかってしまうからおもしろい。
ミュウは写真を撮られることが好きではない。
どうしてそんなことが僕にわかるのか、ミュウがそんな顔をするからである。その時、当然ミュウが言葉を話すわけではないが、”写真撮るのやめてよ”という声が僕には聞こえる。
シャケは、夜、僕が部屋で読書をしていると、部屋に入ってきて僕の膝に乗って眠りだすことがよくある。部屋に入ってくる時、シャケは、”今日も失礼します”と言って入ってくる。
これも当たり前だが、言葉を発しているわけではない。でも僕にははっきり聞こえる。
時々、”読書中に申し訳ありません、わたしのことは気にせず読書をお続けください”となどと言うこともある。
なぜシャケがそんなことを言っているということがわかるのか、そんな顔をしているからだ。
猫のそんな表情を、具体的に説明することは難しい。でも僕にはわかる。
ミュウやシャケは、人間のような表情は持っていないが、”満足している”、”眠い”、”甘えたい”、”おなか減った”、なんて感情を不思議なパワーで伝えてくる。
そんなコミュニケーションっておもしろいと思う。
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