最終的には思うツボ
ミュウとシャケは、僕にエサやおやつをおねだりする。
ミュウはお腹が空くと、そばに寄ってきて黙って僕の顔をじーっと見つめる。
それで僕は、”ああ、お腹が空いたんだな”とわかる。
シャケの場合は、にゃーにゃー鳴いてアピールする。
もうひとつの違いは、それぞれの目線である。
ミュウは足元で僕の顔を見つめているので、つまり、僕を見上げている格好になる。
しかしシャケは、僕の目線の高さに来て視界に入ろうと頑張っている。
僕の部屋には小さな冷蔵庫があるのだが、僕が部屋で着替えなんかをしていると、シャケは冷蔵庫の上にぴょんと飛び乗って僕の顔を見ながらにゃーにゃー鳴く。
シャワーから出ると、タオルなどを収納している小さなタンスに乗って、僕を出迎える。これはなかなか訴求力がある。
しかし、ミュウも僕の足元でじっとしているわではない。
僕の脛に体を擦り付けて、そのままズルっとすべり、足の甲の上で仰向けになってクネクネするなどして見つめている。
結局どちらもかわいいのである。
そして僕はミュウとシャケの要求通り、なんやかやと食べさせてしまう。
まさに思うツボであることは承知している。
でもまあいいじゃないか、僕はそう思う。
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