犬との関係性、猫との関係性
猫と僕の関係性を考える前に、犬との関係性について考えてみる。
”つっても、お前は犬を飼っていないではないか”、と言われそうだが、少年時代に複数の犬を飼っていたことがあるのである、のである。
その頃のことを思い出すと、犬との関係性って、『友人関係』という表現がもっともしっくりくるような気がする。
犬を飼うと散歩をしなければならない。つまり、ほぼ毎日一緒に外出するわけで、言い方を変えれば、ほぼ毎日一緒に遊びに出かけているのである。
遊びに行った先で、別の友人などに会い合流することもあるだろう。誰しも子供時代にそういう経験をしたことがあるのではないだろうか。
こういう集団性つーの?これこそ、友人と呼ぶに相応しいような気がする。
そして、僕は犬とのそういう関係性が好きだった。
僕はひとりっ子なので、飼っている犬を、友人もしくは弟のように思っていたのかもしれない。
こちらが優しくすれば、相手もそれに応えてくれる、そういう信頼関係のようなものが犬との関係性にはあると思う。
翻って、猫の場合はどうか?
集団性?なんかピンとこない。
我が家でも2匹の猫を飼っているが、じーっと観察しても、集団で行動する、というようなものは見られない。
一方的にシャケがミュウにちょっかいを出し、ミュウがたま~に、しかも嫌々相手をする程度である。
これは僕たち飼い主に対しても同様で、こちらがあごの下やお腹を触り、”気持ちいい~”なんて思っていても、”うざっ”と呟き離れていく、などというのは日常茶飯事である。
そのくせ空腹の時や遊んでほしい際だけ、やいのやいのと催促してきて、真に勝手なことこの上ない。
それに、犬との関係性に見られるような信頼関係も希薄ではないだろうか。
リアルに熊と遭遇したら、真っ先に逃げるような気がする。
つまり、これらを総合すると、猫との関係性は、『恋人』ってことではないだろうか。
まだ結婚はしていないので完全に束縛はされていないが、相手に対してはなにかと理想のようなものを要求する、みたいな。
どちらがいいとか悪いということではない。たぶん、どちらもいいのである。
まあ最終的には、お好きな方を、ってことである。
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