風のような猫
シャケがまたぞろなにかをねだっている。
しばらく相手をしてるが、なにかに気を取られるうちに、僕はシャケの相手をしていたことを忘れてしまう、ってことが時々ある。
シャケはそんな時、僕が忘れていることなど気にせず、スッと僕から離れ、何事もなかったかのように眠ったりするのである。
なんて爽やかなやつなんだ。風のようである。
器の大きさのようなものを感じることさえある。大したやつだと思う。
それにひきかえ僕はどうだ。
些事に拘泥し、果てしなくグズグズ言ったり思ったり考えるなどするばかりで何も行動しない。
キャパシティが小さいと思う。まったく容量不足である。
シャケが2TBくらいあるとすれば、僕は512MBもいってないのではないか。
とりあえずは僕のHDDを換装し、キャパを増やす必要があるのであるが、本来のスペックそのものに問題があるような気がしないでもない。
冷却ファンの作動音が聞こえてきた。
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