順番を守る猫
うちには2匹の猫がおり、最初に飼い始めたのがスコティッシュフォールドのミュウで、9年後にミックスのシャケを飼うことになった。
myuandshake.hatenablog.comシャケを飼い始めるにあたり、先住猫であるミュウのことをきちんと立てなければならないのではないか、ということで、エサでもおやつでも、まずはミュウの皿にいれるということをしていた。いわゆる年功序列である。
ミュウとシャケの皿はふたつ並んで置かれており、どちらも同じ物であるが、向かって左側がミュウの皿、右側がシャケの皿という配置になっている。
つまり、僕たちが猫にエサをあげる際、先輩であるミュウを立てるため、まずはミュウの皿、すなわち左側の皿にエサをいれ、次に後輩であるシャケの右側の皿にいれるということをしている。
シャケがうちに来た当初、とても飢えた状態であり、とにかく食べるものを要求し、またよく食べていた。
なのでシャケは、ミュウの皿にエサをいれるとそれに顔を突っ込む、ということをしていたが、僕たちはそれをいちいち制していた。
最初はどうしても、先にエサを入れたミュウの皿に手をつけようとしていたが、何度もそれを制しているうちに、シャケは、自分の皿は右側である、ということを覚えてくれ、今では自分の皿にエサがいれられるまできちんと座って待つようになった。
それも自分の皿の前でね。かわいい。
僕はこのところ電車に乗る機会が多い。
時々、電車に乗るために並んでいるのに、その順番を守れない人をたまに見かけることがある。
そんな時僕は、シャケが自分の皿の前できちんと座ってエサを待っている姿を思い出すのである。
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