猫と楽しい夜更かし
帰省すると僕は飲酒する。そして、その後、部屋で読書などをするのであるが、そこにシャケがやってくる。
それが僕はうれしい。
うれしいから少しでも長くこの状態を保持したいのであるが、睡魔が襲ってきて困ってしまう。
読書をしながら、もしくは音楽を聴きながら僕は膝の上のシャケを撫でたりする。
するとシャケは、膝の上で体をクネクネさせたり、薄目でこちらを見たり、時々”クーン”などと甘えた声を出したりする。かわいい。
しかし気がつくと僕はベッドで寝ている。
なぜか。飲酒し睡魔に襲われいつの間にか寝てしまっているのである。
シャケはたぶん、妻の布団で寝ているのであろう。
翌朝、妻と三女から、”座ったまま寝ていたから、何度も起こそうとしたが、ぜんぜん起きなかった”などという話を聞く。
そして僕が、大口を開けて阿呆のような顔をして寝ている写真を見せられる。
そして僕は、”死のうかな”と思う。
その写真をここに掲載することも可能であるが、誰がそんなものを見たいと思うだろうか。なんの役にも立たないし、見た人たちが嫌な気持ちになるなどして、むしろ迷惑である。
そして僕は、妻や三女に申し訳ないと思うと同時に、もっとシャケと楽しい夜更かしをしたいものである、と思うのである。
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