猫と人間はパートナーなのである(映画『ボブという名の猫』を観て)
”縁って不思議なものだなあ”、としみじみ感じてしまった。
先日、妻と観にいった映画『ボブという名の猫』の感想である。
映画は、ジャンキーの青年(ジェームズ)とジェームズの家に迷い込んできた猫(ボブ)の物語だが、彼らはペットと飼い主というような関係ではなく、対等な友人、パートナーなのである。
ジェームズはボブを、常にひとりのパートナーとして接している。
それは、ジェームズのあとを追いかけてバスに乗ってしまったボブに向かって、バスの乗務員が、”乗車運賃は?”と冗談を言ったとき、”僕たちはふたりでひとりなんだ”とジェームズが答える場面からも伺うことができる。
また、ボブもジェームズをパートナーとして振る舞っており、ジェームズがもっとも苦しいときも、そばで見守っている。
ボブはジェームズが、自分を必要としていることがわかっているのだろう。
ありきたりな感想すぎて申し訳ないけど、ほんとにすごい猫である。
正直、映画を観終わってすぐはそれほど良い映画とは思わなかったのだが、なんかその後いろいろと思い出したり考えたりするうちに、とても良い映画だったと思えるようになったのである。
その理由として、動物ものの映画などにありがちな安易なお涙頂戴ではないのも大きな理由のように思う。
なんならもう一度観たいとまで思うようになった。
それにしても、ボブがジェームズの家に迷い込んでくるところは、あたかもなにか目的があるかのように描かれている、と僕は感じたのだが、縁なんてものはもしかしたら全部必然なのかもしれない。
だとすると、ミュウやシャケが僕の家にいるのも必然で、そのおかげで僕は今こうしているのかもしれない。
きっとそうなのだろう。
だからやっぱり、ミュウとシャケはパートナーなのである。
映画のボブがマフラーを巻いているのがとてもかわいくて、シャケにも巻いてみたくなったのだが絶対嫌がるだろうなあ。
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