シャケとクー(とミュウ)のぬくぬく日記

仲良く喧嘩するシャケとクー(とミュウ)の日記

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行動を妨害する猫

本を片手にソファに座ったが、メガネを忘れたことに気付いた僕は一旦ソファを離れた。

自室に行きメガネを取りソファに戻ると、さっき僕が座っていた場所にミュウが座って目を閉じている。

”最初からここに座ってましたけど?”、みたいな表情である。

 

僕が座っていたのはソファに向かって左側だった。そしてそこには今、当たり前のような顔をしてミュウが丸くなっている。

”じゃあ、空いている方の右側に座ればいいやん!”ってことになるのであるが、左側にはスタンドタイプの照明があり、読書をするのには左側のほうが都合が良いのである。

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 考えてみるとミュウは時々こういうことをする。

食事をするテーブルの椅子があり、そこはどこでもそうだと思うが、誰がどの椅子に座るのか、ということがなんとなく決まっている。

 

妻が自分の定位置の椅子を離れ用を済ませ戻ってくると、やはりそこにミュウが、”やっと自分の場所に戻ってくることができた”、みたいな顔をして座っていた。

他に空いている椅子があるにもかかわらず。

ミュウのこの行動の動機はなんなのだろうか。ただの意地悪なのだろうか。いや、そうではない、と僕は思う。

 ミュウは僕たちを試しているのだと思う。

 

僕がソファに戻ってきた時に僕が元座っていた場所にミュウが座っていたその時、瞬間的に僕はどう感じたかを正直に言うと、”なんでやね〜ん!どかそうかな?”である。

そして、たぶんミュウは、僕がそう思うであろうことは事前に判っている。ミュウはそこから先の行動を見ようとしているのである。

 

たとえば僕がソファに座っているミュウを、ずずずっと横にずらして、ずらした後の空きスペースに座って読書を始めたら、”やはりこいつはこの程度の人間だったのだな”とミュウは判断するだろう。

こいつは常に自分の都合を最優先し、下手をすると、万一家族が災難などに遭遇しても自分の安全を最優先し、家族を見殺しにするような下賤な生き物である、と判断していたと思われる。

 

しかし、僕はミュウをどかすなどということはせず、キッチンテーブルで読書をしたのである。

よかった、ミュウに存在価値がほとんどないゴミのような生き物だと思われずに済んだ。

 

ミュウにはなにか、そうやって僕たちを試しているような雰囲気を感じるのである。

そして今も、ミュウは薄目を開けて僕を観察している。

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