シャケとクー(とミュウ)のぬくぬく日記

仲良く喧嘩するシャケとクー(とミュウ)の日記

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猫とタイムマシン

光速を超えるスピードで移動することができれば過去に行くことができるらしい。

いわゆるタイムマシンである。

でも実際に高速を越えて移動するなんてことは不可能なので、過去には行けないし、よく考えてみるとそんなに過去に行きたいわけでもない。

 

などと言っているが、最近僕は、ちょいちょい過去に行っているのである。

その過去の世界はもちろん懐かしく、まだ10代とか20代の僕は当然若々しくて、今よりもっと頼りなくて、横柄だった。

なんとも鼻持ちならないやつである。

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 では、僕はどのような方法で過去に行ったのか。

youtubeである。

あなたのブラウン管である。

 

最近、昔のレコードをよく聴くようになったことから、中古レコードショップやブックオフなどに出かけては、古いレコードを漁るなどということをやっているのであるが、レコード棚を漁っていると、思いがけないミュージシャンや歌手やアイドルに出会うことがあり、”ああ、そういえばこの人の歌、よかったなあ”、とか、”うん、この人はかわいかったよね~”、とか思いながら、今では忘れかけていた当時のことを懐かしむ、みたいなことが度々あって、帰宅するとyoutubeでそういう人たちの当時の映像などを観ることで、僕はタイムマシンに乗ることができるのである。

 

youtubeで、僕が10代、20代の頃にテレビによく出ていたミュージシャンや歌手やアイドルの人たちの映像を観ている時、僕は確かに過去に行っている。

過去に行っている間、僕は当時の心境や風景などが蘇っており、なんか空気感みたいなものも感じられて、妙にリアルである。

そこでは僕はまだ若く、未来は無限に広がっていると無意味に信じているので、なんだかやけにキラキラしているように見える。

でも反面、なんの根拠もないのに自信だけはあり、自己顕示欲ばかり強い鼻持ちならないやつであるから、それを今更追体験している今の僕は、赤面したり苦しい気持ちになったりして、”なぜ俺は過去の自分にこんなに苦しめられなければならないのか”、などと勝手に怒ったり、恥ずかしがったりして、なんとも忙しい。

 

そう考えると、未来の僕がタイムマシンでやってきて現在の僕を振返り見た時に、未来の僕が恥ずかしい気持ちにならくてもいいようにしておくことって大事だなあ、と思うのである。

そのためには、僕は現在を愛さなければならない。

なぜなら、現在を愛することができれば、誠実に暮らすことができるからである。

誠実に暮らすということは正しく暮らす、ということである。

言い方を換えれば、正しく暮らしていない人を第三者から見た場合、”うわ、痛いわあ”、とか、”目を合わせんようにしとこう”、などと思うのであって、その人をよく見てみたらそれが自分だった、などということになったら、もう自殺するしかないよねってほどの自己嫌悪を味わうことになることは容易に想像できるのである。

 

つまり簡単にいうと、現在を愛することができれば、僕は誠実に暮らすことができて、そうなると、未来の僕は現在の僕を見て自己嫌悪に陥らなくてすむ、ということである。

 

でも、もしかしたら僕はすでに現在を愛しているのかもしれない。

だって、現在の世界にはミュウとシャケがいるからね。

誠実に暮らしているかどうかは置いといて。

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