シャケは僕のテリトリーを気にしない
2016年、大晦日。
NHK紅白歌合戦でどうして紅組が勝ったのかまったく理解できないまま、ゆく年くる年で除夜の鐘を聞いたあと、僕は部屋で本を読んでいた。
そこにシャケが部屋にふらりと入ってきた。
”なんかいい雰囲気の店だったからちょっと寄ってみたよ”みたいな感じ。
そして前脚で僕の膝の感触を数回ふみふみ確認したあと、膝に乗ってきた。
シャケは僕の膝のうえで2回ほどクルクルまわると、ため息をひとつ吐いて落ち着いた。
シャケはどうやら先日の寒い夜以降、ここが気に入ったようだ。
シャケが僕の膝で寝ることは問題ない。
むしろ嬉しい。でも。
シャケが僕のところにくるのは、当たり前だけどシャケが僕のところに来たいと思うからだ。なぜ来たいのか?それははっきりはわからない。暖かいからかもしれないし、僕との友情を深めたいと思い始めたのかもしれない。と思いたいけど、それはなさそうだ。いずれにしても僕はシャケが膝で寝てくれることは嬉しい。とても。
でも僕が気になるのは、シャケが僕の都合は一切考えずに、こちらのテリトリーに侵入してくるということだ。こちらの状況なんかはまったく考慮していない。
とても自由に僕のテリトリーに侵入してきて、自分が満足してしまうと離れて行ってしまう。
それってどうなん?って思う。
もうちょっと、"すいませんね〜、勝手に出入りしちゃって。"みたいな感じは出せないのか。
そうなると、それはそれで猫っぽくなくておもしろくないかもね。
いや、おもしろそうだ。
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