ミュウがだんだんネコになっている。
って、もともとネコやん!
そう、ミュウはれっきとしたネコであるが、自分自身をネコとは思っていない節があった。
猫じゃらしを目の前でゆらゆらさせてもまったく反応なし。たまを取って遊ぶなどとんでもない。テーブルの上にネコの好きそうな食べ物を置いていても近寄りもしない。キャットタワーにも一切反応せず最終的には粗大ごみになった。
そしてなんといっても、”にゃ~”と鳴かない。
不思議なネコであるなあと常々思っていた。
それがシャケの出現により、徐々にではあるがネコになってきている。
最近、たまにではあるが、シャケボールで遊んでいることがある。
それを見たとき、僕は吃驚した。
”ミュウがたまとりをしてる!”
しかし、たまとりを見られたことに気付いたミュウは、すぐに遊ぶのをやめてしまった。
そして、”別に楽しくはなかった”と言って香箱をつくった。
また、キャットタワーにも登るようになった。
頂上まではいかないが、上から2段目までは登っている。大変な進歩である。
最初に登っているのを見た時は、降りられるのか?と心配したほどだ。
それと、これはちょっと厄介なことであるが、食べ物に対する執着が出てきて、食卓に乗っている料理に手を出そうとするようになった。
なので、料理の監視が必要になり、ちょっと面倒である。
どれもシャケがやっていることをミュウが観察していた行為であり、ミュウはそれを実行している。そして、割と楽しんでいるようだ。
僕は、ミュウのキャラが変わってきていることがおもしろく、今後さらにどう変化していくか、観察する楽しみが増えた。
ただ残念なのは、膝に乗るのだけはどうしてもイヤみたいである。
そこを真似してほしいのに。