ミュウとシャケの毛づくろい
ミュウとシャケが毛づくろいをしている。
ミュウとシャケの毛づくろいのやり方には違いがあっておもしろい。
ミュウはとにかく簡単に終わらせる。
”それでいいのか”って問いただしたくなるほどである。
ミュウは猫のくせに体が硬くて、体の隅々まで毛づくろいするのがきつそうだから、それも簡単に済ませてしまう理由のひとつかもしれない。
一方のシャケは、かなり念入りに毛づくろいをする。
そして、自分の毛づくろいだけでは飽き足らないのか、ミュウのうなじなんかの毛づくろいまで始めてしまう。
自分の毛づくろいを終えたシャケが眠っているミュウのところに行き、うなじをぺろぺろ舐め始めるのである。”先輩に気を使って、かわいいやつ”、と最初僕は思ったが、残念ながらミュウは、シャケに舐められるのが嫌いである。だからすぐに喧嘩が始まる。
だからもうシャケはミュウの毛づくろいをしなければいいようなものだが、懲りずにぺろぺろやって、結局は喧嘩する、っていうのを繰り返している。懲りない奴である。
まったく、仲がいいのか悪いのかよくわからないが、シャケがミュウのことを好きなことだけはよくわかる。
シャケ、いつかお前の気持ちがミュウに届くことを願う。
ちなみに、シャケがミュウを舐めたところは、僕と同じ臭いがするそうである。
ミュウが嫌がるのも無理ないか。
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