シャケが僕たちに与えた影響
先日妻が、シャケが捨てられていた家の友人と会った際、当時のシャケの話を聞いたそうだ。
妻は、その家のフェンスの高さを見て、人間がシャケを敷地内に置いて行ったと考えていたようだ。その友人はすでに犬を飼っており、さらに猫を飼うことはできないと判断し、フェンスの外側にシャケを出したそうであるが、シャケはそのフェンスをよじ登り、敷地内に入ってきたそうである。何度やってもシャケが戻ってくるので、最後は諦めてそのままにしておいたそうだ。
小さな体で、そこそこの高さのフェンスを何度もよじ登って敷地内に戻ろうとしているシャケを想像して、僕は泣けた。
生後2ヶ月くらいで生きるために必死だったシャケのことを考えると、僕の悩みや不満などはほんとにどうでもいいことのように思えてくる。
生死の問題に直面していたシャケと比べると、ただ贅沢を言っているだけである。甘えているだけである。馬鹿である。
その後、シャケは我が家に来てくれて、僕たち家族と生活をしている。そしてシャケは家族全員から愛されているし、家族全員に愛を与えてくれている。
シャケの存在に、僕は心底感謝している。
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