猫の愛情表現
シャケはミュウの隣で寝るのが好きで、よく一緒に寝ている。
シャケはミュウのことが大好きなのである。
そんな時のシャケはとても幸せそうである。その顔を見ているだけで、こちらまで幸せな気持ちになる。
いつも傍にいたい、これはひとつの愛情表現であると思われるが、シャケのミュウに対する愛情表現はそれにとどまらない。
そこが問題である。
シャケはおとなしく一緒に寝ているだけでは愛情表現が物足りないのか、そのうちミュウの頭などの毛づくろいを始めるのである。
ミュウの頭から首筋にかけて、陽だまりのような匂いがしており、僕はその匂いを嗅ぐのが好きなのだが、シャケが舐めたあとの臭いは、”まじ、くせー!”のである。
ミュウの頭を舐めているシャケを見ながら、僕は、”シャケ、そのへんでやめておけよ”と思う。
でもシャケはやめない。シャケの愛情表現はさらにエスカレートしていくのである。
つまり、しつこい。
しだいにミュウの首筋を噛んだりしはじめる。
するとそれまで黙って寝ていたミュウが、シャケに向かって猫パンチを繰り出すなどするのであるが、シャケはそれを、”遊んでもらっている、やったー!”、と勘違いし、じゃれつきに拍車がかかり、最終的には遊んでいるのか喧嘩をしているのかわからない状態になる。
傍からみていると楽しそうだからいいけどね。
ミュウからしたらシャケは、”めんどくせーやつ”だろう。
でも、ミュウはシャケのことがぜんぜん嫌いではなくて、きっと弟みたいに思っているのではないかと思う。
根拠はまったくないが、2匹がくっついて気持ち良さそうに眠っている姿を見ると自然とそう思える。
まぁ、とにかく仲良く喧嘩してよ。そう思う。
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