ミュウとシャケのぬくぬく日記

仲良く喧嘩するミュウとシャケの日記

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猫と嗜好(好きな物は人と猫それぞれ)

オーダーしていたブーツが家に届いた。

僕はこのブーツの到着をとても楽しみにしていた。

どれくらい楽しみにしていたかというと、発送のメールが来てからというもの、毎日30回くらい配送状況をスマートフォンでチェックしていたほどである。だから、その日到着することはだいたい予想がついていたのだが、それが夜になっても到着しない。

”今日は無理なのかな?”、と思い、あきらめて酒を飲んでいるところに玄関のチャイムが鳴ったので、慌てて玄関に行き荷物を受け取ったのである。

 

届いたからにはすぐにそのブーツが見たい。

なので、届いた箱をいそいそと開梱していると、好奇心旺盛なミュウが、”おっ、なんすか?”、と言いながら近寄ってきて箱のにおいを嗅いだりしている。なんなら僕よりも中身が気になるほどの勢いである。

そこで僕が、”これは食べ物ではない。”、と言うのだけど、”またまたぁ、食べたりしませんからちょっと見るだけ見せてくださいよー。”、などと言って人の言うことを聞かず、そばから離れず覗き込んでいる。自身の目で中身を確認するまでは納得できないようだ。

ミュウのせいで開梱作業が捗らないが、それもまたよし。

 

一方のシャケであるが、シャケは極めて臆病な性格なので、僕とミュウがおしゃべりをしながら開梱している場所から少し離れたところに座ってこちらを見ている。

ミュウもシャケも箱の中身は気になるが、ミュウは、”なにか美味しいものが出てくるのかも”、と思い、シャケは、”なにか危険なものが出てくるのかも”、思っているだけの違いである。

そうこうしているうちに開梱作業は終わり、僕は念願のブーツを手にしていた。

 

ミュウは箱の中身がブーツだとわかると、”しょーもな!”、っと言い、舌打ちしつつ離れていったが、なぜかシャケはエミューのような歩き方で近寄ってきて、ブーツのにおいを嗅ぎ始めたのである。

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 シャケはしばらくの間、ブーツに鼻を近づけてにおいを嗅ぐなどしていたが、そのうち、”もう我慢できん!”、みたいな感じでブーツに顔をすりすりし始め、よく見ると時々ぺろぺろと舐めたりもしている。

つまり、シャケはブーツのにおい、というか、レザーのにおいが好きなようである。

 

そういえば以前、シャケは僕のブーツをけりぐるみにしたことがあった。

myuandshake.hatenablog.com

その時は、”なにをブーツを抱えて興奮しているのか。”、と思ったきりだったが、元来、シャケはレザーのにおいが好きなんだろう。

まあ、僕もレザーのにおいは好きだけどシャケほどではない。

 

そんなシャケは、一心不乱にブーツにじゃれついていて、恍惚の表情を浮かべたりもしている。

”いろいろな嗜好があるものであるなぁ。”などと思いながら見ていたが、シャケからすれば、僕が飲んでいる酒などは、”奴があれを飲むと声が大きくなるなどしてうるさいし、最後は照明やストーブを点けっぱなしで布団にも入らず、座ったまま阿呆のように口を開けて大いびきをかいて寝ているが、なにが楽しいのか、馬鹿なのか?”、と思っているのかもしれない。

 

当然ではあるが、嗜好などというのは人それぞれ猫それぞれであって、その趣味が理解できない人や猫からすれば、なにがそんなに良いのかまったくわからない、ということであって、つまり、趣味嗜好というものは、極めて個人的なものである、と言えるのかもしれない。

ミュウがブーツになんの関心も示さなかったことからもそれは明確である。

 

 そのように趣味嗜好というものは個人的なものであるのだから、各個人が楽しめればそれで良くなんの問題もないわけであるが、なぜか自分の趣味嗜好を他人に押し付けたり、更に、よせばいいのに他人の趣味嗜好を批判したりする人がある。

 

そういう人を見ると、”あいつはけしからん!”、などと思うことがあるが、他人の趣味嗜好を批判することがその人の趣味嗜好だった場合、僕は、その趣味嗜好を批判する人の趣味嗜好を批判していることになって、そうなると、『他人の趣味嗜好を批判するけしからん奴=僕』ということになってしまう。

 

ということはどういうことかと考えてみると、趣味嗜好にはその人のセンスのようなものが否応なく表れていて、人はそれが気になってしょうがなく、他人の趣味嗜好を批判することで自分のセンスの方が上である、と言いたいだけ、ってことではないだろうか。

具体的にいうと、他人の趣味嗜好を批判する人を批判する僕というのは、”他人を批判する趣味嗜好などとというものはダサくてセンスがねーなー。”、と考えているからで、それをシンプルに言うと、”あいつは俺よりもセンスがない。”ということになって、つまりこれは、いつもの自己顕示である。ほんとにこいつは厄介である。

 

他人を批判することなく、自己を表現するということは簡単なようで難しいのかもしれない。

いつも誰か(もしくは何か)との比較という、相対的な価値観に囲まれて暮らしているという感覚を維持し続けることはとても難しいからであるが、時々はそれを思い出すようにしよう。

 

などとテレビのコメンテーターを批判しながら思ったのだった。

自己顕示ってマジこわい。

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