シャケとクー(とミュウ)のぬくぬく日記

仲良く喧嘩するシャケとクー(とミュウ)の日記

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59歳の転職活動 Part6

myuandshake.hatenablog.com

社長と僕に共通の知人がいることがわかり、世間話をするような感覚で面接は始まった。

面接は、社長と僕のふたりで始まったが、しばらくすると、そこに会長(社長のお父さんだと思われる)と会長の奥様(だと推測する)が参加された。

社長が、会長夫婦(ではないかと思われる)に、自分の友人が共通の知人であることを話すと、おふたりともその友人をご存じなようで、おおー、みたいな感じで、さらに世間話感が増幅され、話のはずみで、僕が、妻が駐車場で待っているという話をすると、じゃあ一緒にお茶でも、と誘っていただいたが、さすがにそれは辞退した。そこまでいくと、もう、ちょっとね。

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その会社は、従業員数も少なく、家族的雰囲気の、居心地の良さそうなところで、僕はとても気に入ったのだが、求人サイトに記載されていた、福岡市内に事務所を移転する(僕の志望動機のひとつである)という話は、面接時点ではまったく具体的ではなく、高速道路を使って1.5時間かかるこの事務所まで通勤しなくてはならないとのことだった。(最寄り駅から事務所までは距離があり、電車通勤も不可である。)

ちょーちょーちょー、と思ったが、思っただけで口には出さなかった。

社長、会長、(時々)会長の奥様、そして僕の4人でいろいろな話をしているうちに、会長の仕事(もしくは就職)に対する考え方のようなものが少しづつわかってきた。

それは以下の2点である。

  • 公務員ほどつまらない仕事はない。(根拠は不明だが、社長が以前、公務員試験を受験しようとした際に、こう言ってやめさせたらしい)
  • 大企業に入っても歯車のひとつになるだけ(だからやめとけ)(これも根拠は不明)。

というもので、かなり偏見に満ちていると言えなくもないが、わりと僕の価値観と共通する部分もあって、よけいにこの会社に対する印象は良くなった。なにより、仕事の内容が僕に合っているように思われたのだ。

印象が良くなるのは良いのだが、なんといっても片道1.5時間(高速道路使用)の通勤のことを考えると、それはさすがにちょっときつい。

などと考えていたら、会長がふと言った。

この近くに住めばいいやん。住みやすいところやし。

これを聞いた僕は(結構)驚きながらも、ちょいクールに頭の中で、

その場合、家賃はどうすんの?てか俺採用?採用ってことは片道1.5時間(高速道路使用)かけて通勤すんの俺?それはちょっときついかも。

などと思ったが、思っただけで口には出さなかった。(2回目)

というか、この会長の一言から、転職したくて、採用されるために面接を受けにきたのに採用されたら困ってしまう、みたいな変な状況に僕は陥り、会長は会長で、先走ったことを口走ってしまったから、ちょっと履歴書見るふりして下向いとこ、ほとぼりが冷めるまで。みたいな感じになって、これって、子供のころ、家族でTVを見てたら急にラブシーンが始まっちゃって、行きたくもないのにトイレに立つ、で、キスシーンが終わった頃、戻ればいいか、みたいなことを思い出したりして、やっぱ、こんな家庭的な雰囲気っていいよなあ、などとしみじみ思ってしまうような、ほのぼのした雰囲気の中、約1時間の面接は終わった。

朝、出発前の緊張状態における怒涛のトイレ(大)籠城はいったいなんだったのか。などと考えながら、やはりさすがに少し疲れて、面接のお礼とお別れの挨拶をし、その会社をあとにしたのだった。

肝心の合否結果は、1週間以内にお知らせします。とのことだったが、そもそも求人情報の内容が正確ではなかったうえに、しかも、その不正確な項目が僕にとっては案外重要だったわけで、実際のところ、通勤はほぼ不可能なわけで、採用という結果が出た場合、こちらからそれを辞退することになると思われるわけで、その場合、なんと言って断れば良いのか、たぶん、というか、かなり困るわけで、じゃ不採用の場合どうなるかというと、それは、僕のなにかを否定されたような気持ちになるわけで、それはそれでメンタル的にちょっとくるだろうと容易に想像できるわけで。つまり、結果がどちらでも、メンタル的にちょっとくるわけで。

これを書いている時点(面接から3日後)で、まだ合否結果の連絡は来ていないわけで。

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