酔っ払って写真データを消去してしまった
認知症の母が入居している施設に面会に行った後、実家に行ってしたたか酒を飲んで帰る途中、ライトアップされた桜がとても綺麗。
ちょっと寄って写真を撮ろう、なんつって数枚撮影して帰宅した。
妻が、その桜の写真がほしい、と言うので、わかった、なんて返事をして、データをiphoneに転送しようとカメラの液晶画面を弄っていて、なにをどう間違えたのか、SDカードを初期化してしまった。
死んでしまおうかな、と思ったが、やっぱり止めて、すっかり泥酔しているのだから止めておけばいいのにヤケ酒のジンロックを飲んで就寝したのだった。
次の日、妻と神社巡りをしようと玄関で靴を履いている時、写真データ消えたよね、と言われ、酔っ払っていたものだからそんなことはすっかり忘れていた僕は、そうだった!、と昨夜の記憶が蘇り、なんか暗い気持ちで家を出た。
妻は、ほとんどの写真はLINEで送ってくれてて、家族はみんな持ってるから別にいいやん、と言ってくれたが、僕の気持ちはやはり暗かった。
今日も桜が綺麗で、それをカメラに収めながら神社をいくつか回り、御朱印を書いてもらって、疲れて帰宅した僕は、なんとか消去してしまったデータを復元できないかググってみた。もちろんフリーソフトで。
最初に試したソフトはダメだった。
そのソフトを起動すると、消去したデータを見つけてくれたので、これはイケル、と思ったが、いざ復元しようとすると、こっから先は有料だから金払え!、というメッセージが出てきてしまうのである。
嫌だ!、と回答して別のソフトを試してみたところ、これが成功!
ちょっと面倒なソフトだけど、見事に復元してくれた。
指定したフォルダにどんどん写真が復元されていく。死ななくて良かった、と思いながら復元されていく写真を見ていると、それはほとんどミュウとシャケの同じようなものばかり。
妻に復元されていく写真を見せると、だから言ったやん。そんなもんだって。
確かにそんなもんだけど、僕の気持ちは晴れていった。
僕の気持ちを晴らしてくれたのは、PhotoRecというソフトである。
ありがとう、PhotoRec。今度から気をつけるよ。
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