CIAOちゅーるは猫における締めのラーメンのようなもの
ミュウとシャケが、”早くエサをくれ”、みたいな顔で僕を見るので皿にエサを入れる。
すると、当然だが、ミュウとシャケはエサを食べるのだが、食べ終わった後もなんかこちらをじっと見ている、なんてことがよくある。
これは、”エサは食べたし美味しかった、そこでなんか最後の締めになにかない?”、と言っているのではないか、と僕は思っている。
僕が若い頃、友人たちと酒を飲んだ後にはほぼ必ずと言っていいほどラーメンで締めていた。飲んだ後のラーメンという流れはごく普通のことだった。
福岡はやはりラーメンの文化が根付いている街なのである。
なので、もつ鍋のような高カロリーなものを散々食べ、二次会三次会と酒を飲んだ後でも、”じゃ、締めにラーメン行きますか”、などと言いながら当然のようにラーメン屋に行き、よせばいいのに替え玉までする、などという滅茶苦茶なことをやってきた。
そんなことを続けるとどうなるか。身体がだんだん大きくなってくる。
これは、成長に伴い身体が大きくなっているなどということではなく、脂肪などが身体に蓄積されて大きくなってくる現象、いわゆる肥満という形で身体が大きくなっているのである。
では、そもそもなぜ、酒を飲んだ後の締めが必要なのだろうか。
僕の勝手な推測であるが、締めという区切りの行為をしないとはしご酒が延々と続くから、というのが理由ではないかと思うのである。
”酒も飲んだ、ラーメンも食べた、だから今日はこれで終わり!”となんらかの線引きをする行為がないと、僕のようにだらしのない人間はだらだらとはしご酒を続けてしまうのである。
ということから、ミュウとシャケがエサを食べた後、なにかを訴えるような顔をしてこちらを見ていた場合の心理を想像すると、”エサは食べたけど、これで食事は終わりという明確な区切りが欲しいんだけど”、ということになるわけで、そこでCIAOちゅーるなどを食べさせてしまうのは、僕にとっての締めのラーメンと同じ事であり、気持ちはものすごく理解できるが、それは最終的に、ミュウとシャケの肥満に直結することになる、ということも明白である。
しかし、締めを欲する気持ちが痛いほど理解できる僕は、やはりなにかをあげたいと思うわけで、CIAOちゅーるだったりかつ節だったりをあげてしまう。
そんなことをしているからか、ミュウの体型は徐々に大きくなってきているように見える。しかし、体重を測定してみると、なぜかその体重はそれほど変化しておらず現状維持を継続している。
僕も案外、好きなものを好きなだけ食べても現状維持できるのかもしれない、などとつい自分を甘やかしたくなるが、そうではないことはこれまでの実績から明白である。
僕は締めのラーメンは我慢しよう。
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