猫が監視している
シャケがどこにいるのかわからないことが時々ある。
完全室内飼いということもあるし、とにかくシャケはすこぶる付きの臆病者なので、ベランダにさえ出ることさえないので、家の中のどこかにいることは間違いないのだが、どこにいるのかがわからないのである。
そして忘れたころに、どこからか、寝ぼけたような、なんか悪いことをした後のような表情を浮かべてひょっこり姿を現す。
そんな時僕は、”シャケ、お前はどこにいたのだ”、みたいなことをシャケの頭を撫でながら問いかけるのであるが、シャケは、なんか遠くを見るような眼をしているばかりで、そのうち後足で耳の後ろをシャシャシャって掻いて、のそのそとちょっと離れた場所に移動し、毛づくろいなどを始めるのである。
続きを読む猫と人間はパートナーなのである(映画『ボブという名の猫』を観て)
”縁って不思議なものだなあ”、としみじみ感じてしまった。
先日、妻と観にいった映画『ボブという名の猫』の感想である。
映画は、ジャンキーの青年(ジェームズ)とジェームズの家に迷い込んできた猫(ボブ)の物語だが、彼らはペットと飼い主というような関係ではなく、対等な友人、パートナーなのである。
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