好きなものは変わらない
ミュウは焼き海苔とかつ節が好きである。たぶん、この二つのために生きている、と言っても間違いではないと思う。
シャクシャクと焼き海苔の食感を楽しみながら食べている姿やむしゃむしゃとかつ節の風味を楽しみながら食べている姿を見ていると、”ほんとうに好きなんだなあ”としみじみ感じるし、美味しそうであるなあ、とこちらまで食べたくなるほどである。
一方、シャケの好きなものはミュウである。
ミュウのそばで寝ている姿はほんとうに幸せそうで、そんな姿を見ていると、こちらもなんか良い気分になってくる。
”ミュウとシャケは、好きなものがブレないなあ”などと考えたのであるが、よくよく考えてみると僕もそうだった、ってことに思い当たった。
音楽を聴いたり、映画を観たり、読書をしたりすることが子供の頃から好きなわけであるが、よく飽きもせず続けているなあ、と思う。
たぶん、僕の基本的な生活は、15歳くらいからほとんど変わっていないのではないか、バカなのではないか。
あとは履物、つまりスニーカーやブーツなどが好きであり、ほんとに自分でも呆れるが、同じような、いや、同じものを購入したりして、これまたバカなのではないか、いや、バカである。
先日も、既に所有しているスニーカーが復刻される、ということで、再び購入したのであり、まったくどうしようもない。
つまり、好きなものってのは変わらないものである、と僕は思う。
しかし、ミュウやシャケは好きなことをしたりすることで、周囲の人たちを幸せな気持ちにさせるが、僕が好きなことをやってもただの自己満足で完結し、誰も幸せにはしていない、という大きな違いがあるのが、少し悲しい。
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