シャケとクー(とミュウ)のぬくぬく日記

仲良く喧嘩するシャケとクー(とミュウ)の日記

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猫と忘年会

今年あった嫌な出来事などを酒を飲んで忘れることによって気持ち良く新年を迎えよう、という趣旨で開催される忘年会というものの予定が僕にも数件入っている。

 

ミュウやシャケにはカレンダーの概念がないであろうと思われるので、今年の嫌な出来事もしっかり次年に持ち越すのではないかと思われるが、それは僕も同様である。

 

正確に言うと、カレンダーの概念はあるが、僕は割としつこいというか根に持つというか執念深い性格なので、”酒を飲んだくらいでそんなに簡単に過去の嫌な出来事を忘れられたら苦労しねーよ!逆に酒飲んで嫌なことを思いだしたぜ!”、なんてことになって、実際に忘れてなどいないので、その点では、ミュウとシャケ同様、次年にも嫌なことを持ち越すことになりそうである。

 

なんなら数十年前に誰かに言われた、ちょっとした一言で嫌な気持ちになった、みたいなことも鮮明に覚えていたりして、それを思い出すたびに腸が煮えくり返る、とまではいかないにしても、ちょっとむかつくくらいの気持ちにはなったりする。

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 であるからして、忘年会という、酒を摂取しながら会話をするような席で、今年僕が嫌な思いをするような言動をとった誰かと同席するような場合、僕はほんとにうんざりする。

そらあ僕も大人なので、あからさまに攻撃的な態度をとって相手に不愉快な思いをさせるなどということはしない。それをやってしまったらこいつと同じという気持ちもあるが、なんつってもこちらは粘着質な男である。表面上はへらへらして、”いやー、今年もお世話になりました!”、なんつってるが、そこに自分の本当の気持ちは一切入っていない。

ということはどういうことかというと、僕は自分の本当の気持ちとは異なる、というかまったく逆の感情を表面に出していることになるので、自分の感情と表情がミスマッチな状態を酒を飲みながら続けているということで、これは結構なストレスである。

 

では、自分が持っている相手への攻撃的な感情をストレートにぶつけるかというとそれはやっぱりできない。なぜなら次日以降も僕とその相手との関係は僕の意思や希望とは関係なく当分は否応なく継続しなければならないので、結局はへらへらしながら、”いやー、来年もよろしくお願い致します。”などと言うのであって、要は普段通り当たり障りのない会話などをしているだけのただの飲み会をしていることになって、でもだからといって急に憤慨して、”忘年会の本質を忘れるな!本音を曝け出せ!”などと叫ぶと周囲の人々からドン引きされて、急に病院などを紹介されるようなことになりそうなので最終的には普通に酒を飲むってことになる。

”じゃ、お前がなにを言ってるかよくわかんないけど忘年会に行かなければいんじゃね?”、ということであるが、そうもいかないのがサラリーマン、行きますよ、忘年会。

 

 などとこんなことを考えていると、忘年会に行く前にくたびれてしまった。

それにしても、毎年嫌なことっていうのはなくならないもので、そのたびに頭にきて腹を立てたりするのってほんとに疲れてしまう。

来年は穏やかな年になってほしいものである。

因みに、博多弁で『頭にきた!』っていうのは『ぐらぐらこいた!』と言います。

ここ数年(もしかしたら数十年)、使っている人を見たことないけど。

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