シャケとクー(とミュウ)のぬくぬく日記

仲良く喧嘩するシャケとクー(とミュウ)の日記

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シャケの退院

今年の夏は暑い。これほど暑いと、午後には大気が不安定になって夕立が降ったりするが、その降り方が豪快というかバカというか、稲光に雷鳴、そして落雷、雨は南国のスコールのようである。臆病なシャケは、そんな突然の夕立や雷鳴にも恐怖を感じるのか、家の中で身を隠す場所を探して体勢を低くしてあっちに行ったりこっちに来たりするのである。

そんな臆病なシャケが、歯周病の状態をチェックするために動物病院に行かなくてはならくなった。動物病院に連れていくには、シャケをキャリーに入れる必要がある。キャリーをシャケの前に置いて、”これから動物病院に行くからこれに入ってくんない?”、つって、”あっ、いっすよ!”、ピョン!(自らキャリーに入った音)”じゃ、行きますかぁ。”などと事が運べば良いがそんなに都合よく行くわけがない。なぜなら、シャケは臆病であり、家の外に出ることを極度に恐れているからで、更にその外出先が、素性のわからない犬などが無闇にワンワンキャンキャン鳴いている動物病院となれば何をかいわんや、であり、更に悪いことに、シャケの中で、『キャリー=動物病院』という図式ができているようで、もう、キャリーを見ただけで、僕たちでさえ知らない、どこか奥深い場所に潜伏してしまって、もう見つけることはできないのである。

なので、僕たちが立てた作戦は、まず、妻がシャケを抱っこしておいて、そこに僕がキャリーを持っていき、強引にキャリーにシャケを押し込む。という方法で、まあ、僕がちょっと引っかかれたりはしたもののなんとか作戦成功。シャケを動物病院に連れていったのである。しかし、妻がシャケを抱っこし、僕が、キャリーが収納されているクローゼットに移動し始めた時点で、”ヤバイ!”とシャケが危険を察知し、逃げ出そうとした。野生の本能ってすげー。

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退院後、リビングでくつろぐシャケ

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猫のトイレを大きいものに変えた理由

ミュウは元来、食べるということにほとんど関心がない猫だったが、シャケが家族の一員になってからというもの、徐々に食べるということに関して貪欲さが増してきて、その貪欲さの増大は、いまだ止まっていないようにみえる。

エサの時間になると、ミュウ用とシャケ用のふたつ並べた皿に、同量のエサを投入する。すると、二匹の猫たちはポリポリとエサを食べ始めるのだが、ミュウは自分がエサを食べているそばから、シャケのエサが気になって仕方ないようで、エサをポリポリ食べながら、視線はシャケの皿の中を見ている。どうやら、シャケのエサのほうが多いのではないか、と疑っているようなのである。そんな疑念を胸に抱きながらエサを食べているものだから、自分のエサがまだ残っているのに、シャケの皿に移動し、シャケのエサを横から食べる、などという、なんとも意地汚い行動をすることがあって、そんなミュウを見るたびに僕は、”ミュウ、お前って…。”などと言葉にならない思いを噛みしめるのである。

そんな風に食べることの悦楽を覚えたミュウであるから、元々ぽっちゃり体型だったのが、必然的に更に巨大化してきて、とうとうトイレに収まりきれないサイズにまで成長したのである。

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猫のキーホルダー(なぜか自然とミュウ)

以前、ヌードのiphoneを自ら叩き落として液晶を破壊せしめ、それからいろいろ考えた末、レザークラフトにてiphoneケースを製作する、などと言っていたが、まあなんとか二種類のケースを製作することができた。しかし、そのどちらももうひとつイマイチであり、現在、ver3を考案中であるが、その合間に、カードケースと猫のキーホルダーを製作してみたりしている。

myuandshake.hatenablog.com

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嵐からの隠れ場所

シャケは、寝ている時に、”シャケ~”、と呼ばれると、目は閉じて横になったまま、尻尾でフロアをパタンと叩いて返事をする。もう一度、”シャケ~”、と呼ぶと、やはり同じようにシッポでフロアをパタンと叩く。

”シャケ~”、パタン。

”シャケ~”、パタン。

”シャケ~”、パタン。

こんな感じである。

(すべて目は閉じて横になったまま)

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夏の思い出(早朝のベッドにて)

目が覚めて時計を見ると、AM5時だった。

”ごごご、5時ぃ?”

石野陽子のギャグを思い出しながら出窓の方に視線を移すと、こちらを見ているシャケと目が合い、小さく欠伸をした後、”にゃあ”。

すると、僕が目覚めたことに感づいたミュウがベッドの脇にやってきて香箱を作りながら、”早く海苔をくれ”とプレッシャー。右手にシャケ。左手にミュウ。

そんなプレッシャーなどを無視し、”二度寝したいけどできないんだろうなあ”などと思いながら横になったままでいると、蝉の鳴き声が聞こえてきた。再び時計を見ると、まだ6時になっていない。

”僕が子供の頃も、こんなに早い時間から蝉って鳴いてたっけ?”なんてことを考えていると、いつの間にか、そのまま子供時代の夏を思い出していた。

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最近あった出会いと別れ

春でもないのに、最近いくつかの出会いと別れがあった。

まずは別れから。

以前、数年間、北九州市に単身赴任していたことがあった。その時、家から歩いて行けるところに小さな飲み屋街があって、その中の一軒(立ち飲みの店)に僕は毎週木曜日にひとりで飲みに行っていた。サッポロ生ビールを一杯とワイン(たまに日本酒)を一or二杯、ポテサラなんかをつまみに飲みながら、店主や常連さんとどうでもいい話をして帰る、ということを数年続けているうちに僕は異動で北九州を離れることになったのであるが、その後もなにかとその店に飲みに行っており、そこに行くようになって6~7年経ったのではないだろうか。先日、その店の店主から、”諸事情により店を閉めることになった”、というメールが来て愕然となった。愕然となるほど、僕がそこで飲むのが好きだった理由を考えてみると、『自分のことをまったく知らない人だけがいる空間』で飲むことがなんか心地良かったのではないかと思う。僕はその店に会社の人間を連れていくのがとても嫌だった。会社の人間と一緒にいるということは、結局、組織の一員としての自分を引きずっているということで、突き詰めれば、それって職場で仕事をしているわけではないが、最初に言ったように結局は組織の一員としての自分でなければならず、ひいては、組織の一員として酒を飲んでいるような感覚になってしまうわけで、それってやっぱり堅苦しくて面白くない。だから、誰でもないひとりのおっさんとして酒が飲めるこの店がなくなるのはとても辛いのである。

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