ペットの名前(名は体を表す)
名は体を表す、なんつうくらいであるから、なにかに名前をつける際は慎重になったほうがいいのかな、などと思う。
そこで、うちの猫の名前であるが、ミュウとシャケである。ミュウの場合は、ミウと表記しても差し支えないし、さらに美羽とか美雨などと表記すると、女性の名前にしてもおかしくないような一般的な名前といえると思う。しかし、ミュウは、うちに来る前はモーちゃんと呼ばれており、うちに来た当初はワカメという名前だった。で、結局、ミュウに落ち着いたわけだが、ミュウはミュウ以外はありえなくなっている。
片やもう一方は、シャケである。鮭である。魚である。三女が捨てられているシャケを初めて見たときに、”シャケ!”と呼んだことから、シャケはシャケになったのである。シャケは最初からシャケであり、いまやすっかりシャケであり、ミュウ同様、シャケ以外の何者でもなくなっている。つまり、どちらも名は体を表しているということになり、この言葉はあながち間違いではないようである。
続きを読むミュウが教えてくれたこと
思い込みが激しい人を見ると、”ダッセー!”などと思っていた。この世には無数の価値観があるにも関わらず、それらに気付いているのかいないのか知らないが、そういったものに一切目を向けようとせず、これまで、どれほど多くの経験を積んできたのかも知らないが、自分の価値観というものを(なんの根拠があるのかは不明だが)盲目的に信じ込んで、自分の価値観に沿わないことには批判的な態度で傲然としている、そんな人を見て、”ダッセー!”などと思っていたのである。そして、僕はそんな厚顔無恥でダサい人間にはなりたくない!と思い、そうならないように気をつけて生きてきた。つもりだった。
続きを読むシャケの退院
今年の夏は暑い。これほど暑いと、午後には大気が不安定になって夕立が降ったりするが、その降り方が豪快というかバカというか、稲光に雷鳴、そして落雷、雨は南国のスコールのようである。臆病なシャケは、そんな突然の夕立や雷鳴にも恐怖を感じるのか、家の中で身を隠す場所を探して体勢を低くしてあっちに行ったりこっちに来たりするのである。
そんな臆病なシャケが、歯周病の状態をチェックするために動物病院に行かなくてはならくなった。動物病院に連れていくには、シャケをキャリーに入れる必要がある。キャリーをシャケの前に置いて、”これから動物病院に行くからこれに入ってくんない?”、つって、”あっ、いっすよ!”、ピョン!(自らキャリーに入った音)”じゃ、行きますかぁ。”などと事が運べば良いがそんなに都合よく行くわけがない。なぜなら、シャケは臆病であり、家の外に出ることを極度に恐れているからで、更にその外出先が、素性のわからない犬などが無闇にワンワンキャンキャン鳴いている動物病院となれば何をかいわんや、であり、更に悪いことに、シャケの中で、『キャリー=動物病院』という図式ができているようで、もう、キャリーを見ただけで、僕たちでさえ知らない、どこか奥深い場所に潜伏してしまって、もう見つけることはできないのである。
なので、僕たちが立てた作戦は、まず、妻がシャケを抱っこしておいて、そこに僕がキャリーを持っていき、強引にキャリーにシャケを押し込む。という方法で、まあ、僕がちょっと引っかかれたりはしたもののなんとか作戦成功。シャケを動物病院に連れていったのである。しかし、妻がシャケを抱っこし、僕が、キャリーが収納されているクローゼットに移動し始めた時点で、”ヤバイ!”とシャケが危険を察知し、逃げ出そうとした。野生の本能ってすげー。
退院後、リビングでくつろぐシャケ
続きを読む猫のトイレを大きいものに変えた理由
ミュウは元来、食べるということにほとんど関心がない猫だったが、シャケが家族の一員になってからというもの、徐々に食べるということに関して貪欲さが増してきて、その貪欲さの増大は、いまだ止まっていないようにみえる。
エサの時間になると、ミュウ用とシャケ用のふたつ並べた皿に、同量のエサを投入する。すると、二匹の猫たちはポリポリとエサを食べ始めるのだが、ミュウは自分がエサを食べているそばから、シャケのエサが気になって仕方ないようで、エサをポリポリ食べながら、視線はシャケの皿の中を見ている。どうやら、シャケのエサのほうが多いのではないか、と疑っているようなのである。そんな疑念を胸に抱きながらエサを食べているものだから、自分のエサがまだ残っているのに、シャケの皿に移動し、シャケのエサを横から食べる、などという、なんとも意地汚い行動をすることがあって、そんなミュウを見るたびに僕は、”ミュウ、お前って…。”などと言葉にならない思いを噛みしめるのである。
そんな風に食べることの悦楽を覚えたミュウであるから、元々ぽっちゃり体型だったのが、必然的に更に巨大化してきて、とうとうトイレに収まりきれないサイズにまで成長したのである。
続きを読む猫のキーホルダー(なぜか自然とミュウ)
以前、ヌードのiphoneを自ら叩き落として液晶を破壊せしめ、それからいろいろ考えた末、レザークラフトにてiphoneケースを製作する、などと言っていたが、まあなんとか二種類のケースを製作することができた。しかし、そのどちらももうひとつイマイチであり、現在、ver3を考案中であるが、その合間に、カードケースと猫のキーホルダーを製作してみたりしている。
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